消化器
こんな症状
ございませんか?
- 下痢
- 便秘
- げっぷが多い
- 血便が出る
- 胸やけ
- 食欲不振
- 腹痛
- おなかに張り
- 嘔吐・吐き気
よくある疾患
逆流性食道炎(GERD)
逆流性食道炎は、胃と食道の境目付近を中心として、胃酸が食道に逆流することで炎症が生じる疾患です。短時間の逆流は問題ありませんが、長時間続くと食道の粘膜が傷つき、炎症を起こします。
この疾患は中高年以降に多く見られ、悪化すると日常生活に支障をきたす可能性もあるのが特徴です。症状がある方は早めに検査を行い、生活習慣の見直しやお薬の処方などで改善を目指しましょう。
食道がん
食道がんは、食道の内側を覆う粘膜から発生する悪性腫瘍です。主に腺癌と扁平上皮癌の2種類に分けられます。日本では扁平上皮癌が多く、喫煙や過度な飲酒が主な原因と考えられています。
特に男性や70代以上の方は注意が必要です。「食べ物が喉に詰まる感じがする」「お酒をよく飲むけれどすぐに顔が赤くなる」といった心当たりのある方は、早めに医療機関を受診しましょう。
胃潰瘍
胃潰瘍は消化性潰瘍とも呼ばれ、胃の粘膜が傷ついている状態を指します。胃液に含まれる塩酸やペプシンが胃を守る粘膜を溶かしてしまうことで発症します。
近年、ストレスが原因で胃潰瘍を発症する方の相談が増えてきました。胃潰瘍が疑われる場合は、早期の診断と治療が大切です。
胃がん
胃がんの主な原因は、ピロリ菌の感染です。感染が確認された場合は、除菌治療を行えば、胃がんのリスクを減らせます。
また、胃がんは初期症状に乏しく、進行するまで気づかないことも多い病気です。食欲不振や体重減少、胃の不快感など、胃潰瘍に似た症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
当院では、内視鏡検査(胃カメラ)による精密な検査を行い、胃がんの早期発見に努めています。少しでも気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起こる原因不明の慢性疾患です。主に下痢や血便、腹痛などの症状が見られます。再燃と寛解を繰り返すのが特徴で、重症化すると日常生活に大きな支障をきたします。
治療には薬物療法や栄養療法などがあり、症状に合わせて適切な方法を選択します。完治は難しいものの、適切な治療により寛解を目指すことが可能です。長期的な経過観察が必要な疾患のため、患者様が無理なく治療を続けていただけるよう親身なサポートを心がけています。
大腸がん
大腸がんは、初期には自覚症状がない方が多く、気づかないうちに進行してしまう怖い病気です。しかし、多くの場合、良性のポリープが変化してがんになるため、定期的な検診でポリープを発見し、切除すれば、がんの発症を防ぐ効果が期待できます。
もしも血便や便潜血、排便習慣の変化、便が細くなるなどの症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。早期発見できれば、内視鏡での切除だけで済む場合もありますが、進行すると抗がん剤治療や手術が必要になることもあります。
当院の検査・治療方法
胃カメラ
胃カメラ検査は、食道や胃、十二指腸の粘膜を直接観察することができる検査方法です。胃カメラ検査のメリットは、疑わしい病変を見つけた場合、その場で組織を採取して生検を行える点です。幅広い消化器疾患の確定診断が可能となります。
大腸カメラ
大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の最深部である盲腸まで到達させます。検査中は二酸化炭素を使って大腸のヒダを伸ばしながら、丁寧に粘膜の状態を観察していきます。このような作用により、小さな病変も見落とさずに発見できる可能性を高められるのです。
日帰りポリープ切除
ポリープとは、粘膜の一部が隆起してできた組織を指します。大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、当院ではその場で内視鏡を用いた切除が可能です。多くのケースで手術は日帰りで完了するため、患者様の身体的負担を軽減できます。
ピロリ菌の検査
ピロリ菌は、胃の中に生息するらせん状の細菌です。通常、幼少期に感染し、その後も胃内に居続けることで、胃がんの発生に関与すると考えられています。当院では、ピロリ菌の感染状況を正確に評価するための検査を行っております。
腹部超音波検査
腹部超音波検査は、高周波の音波(超音波)を腹部に当て、その反射波を画像化することで、臓器の状態を調べる検査です。臓器の大きさや形、内部構造などを詳細に観察することができます。胆石や肝臓がんなど、早期発見が重要な病気の診断に役立ちます。